makeshopとShopifyの比較

「makeshopって、Shopifyとどう違うの?」そんなご相談をよくいただきます。
日本でECを成功させたい方へ贈る「機能とコストのリアル」をまとめています。

よく比較されるポイント

日本で使いやすいのは?コストは?サポートは?
初期費用・月額・決済手数料・サポート体制、よく見られているポイントは?
比較検討中の方が、必ず気になるポイントを整理しました。
makeshop Shopify ※1
月額プラン料金 13,750円
(税抜12,500円)
13,500円
カード手数料 3.19% ※2 3.4% ※3
AmazonPay
月額:0円
×
後払い 〇 +1% ※4
海外販売
月額:0円

月額:0円 ※5
サポート体制 電話 :〇
メール:〇
日本語対応:〇
無料ECアドバイザー:〇
電話:×
メール:〇
日本語対応:×
無料ECアドバイザー:×

※2025年7月時点の調査データです。両サービスの公式サイト情報をもとに記載しています。
※1 法人向け「Growプラン」をもとに記載しています。
※2 決済金額がそれぞれのカード区分で、月50万円以上の場合に適用されます。
※3 国際発行カードおよびAmerican Expressの場合は、手数料が3.85%となります。
※4 Shopifyペイメントを使用しない場合は、外部サービスの取引手数料が発生します。
※5 より高度な多言語管理や、Shopifyペイメントでサポートされていない現地決済への対応には、別途有償アプリの追加が必要となる場合があります。

売り上げが伸びれば伸びるほど、手数料に差が出てくることが分かります。
また、サポート体制の差異で運用のしやすさが変わるため特に運営に不安がある方はしっかりと把握する必要があります。

次のセクションでは、よく見落としがちな点を比較してみましょう。

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日本の商習慣への対応

売上最大1.6倍増加

日本のEC市場で成果を上げるには日本ならではの当たり前に寄り添うことが大切になってきます。
「日本ならでは」の商習慣や取引スタイルにも対応できていればEC導入後のミスマッチもなくスムーズに運用ができます。

※配送時間帯指定・ギフト対応・複数配送などの複合効果による推移、当社調査

日本の商習慣の具体例

ポイント・会員ランク制度

海外ではポイントより直接割引を好む傾向があるのに対し、日本では約97%が何らかのポイントサービスを利用しており、約60%がポイントが多い店を優先的に選ぶほど、生活に深く根付いています。
さらに、会員ランク制度では43.5%のユーザーがランクアップ目前で追加購入する傾向があります。

ポイント・会員ランク制度

無料で細かい配送時間帯指定

日本では細分化した時間指定が無料で出来ることが当たり前となっています。そのため"いつ届くか分からない”ことが理由で約30%以上のユーザーがカゴ落ちしてしまいます。

無料で細かい配送時間帯指定

再入荷のお知らせ・お気に入り登録

日本人ユーザーは即断即決よりも「検討」期間を取る傾向が強くお気に入りに入れておく文化があります。
リピーター対策としても通知やお気に入り経由での再訪問が増え、購入につながるケースが多いです。

再入荷のお知らせ・お気に入り登録

代引き・後払い・掛け払い・コンビニ払い

日本のキャッシュレス比率は42.8%と低く、現金支払いを望む層が多いためこれらの決済手段がよく利用されます。
また、商品を受け取ってから支払いたいという安心感を求めるユーザー層に支持されており、コンビニ・郵便局・銀行での後払い対応が重要視されています。特に若年層や高齢者、クレジットカードを使いたくない、使えない層に有効です。

代引き・後払い・掛け払い・コンビニ払い

共通ポイントのポイント利用・付与(楽天やAmazon)

楽天やAmazonに慣れたユーザーは、「ポイントが貯まる・使える」ことに価値を感じています。
そのため、自社サイトでも同じようなポイント機能が求められます。

共通ポイントのポイント利用・付与(楽天やAmazon)

クレジットカードの分割・ボーナス払い

日本は共通ポイントが日常決済インフラとして浸透しているため自身が使っている「ポイントが貯まる・使える」か否かで購買率に差が出てきます。
そのため購買率の底上げするためにも共通ポイント導入や独自ポイント機能が求められます。

クレジットカードの分割・ボーナス払い

ギフト対応(熨斗・ラッピング)、複数配送先の指定

贈答文化が根強い日本では、のし紙の指定、メッセージカード、ラッピングなどへの対応が求められます。
母の日・お中元・お歳暮・内祝いなど、季節や用途に合わせたギフトオプションを用意することで購買率がアップするため、熨斗やラッピング対応が重視されます。
また、ギフト配送対応で複数の方に贈るケースがあるため複数配送先設定も必要となります。

ギフト対応(熨斗・ラッピング)、複数配送先の指定

このように、日本のEC市場には独特の商習慣が根付いています。
それでは、ご紹介した「日本の商習慣」に欠かせない機能がmakeshopとShopify、それぞれどのように対応しているのか、比較していきましょう。

日本の商習慣に必須な機能比較

makeshop Shopify
ポイント機能

有償アプリ約1,323円/月~の導入必要
会員ランク制度

有償アプリ約3,674円/月~の導入必要
配送時間帯指定

有償アプリ約1,440円/月~の導入必要
再入荷のお知らせ

有償アプリ約1,470円/月~の導入必要
お気に入り登録

有償アプリ約2,940円/月~の導入必要
代引き決済
代引き手数料の支払い画面への反映不可
共通ポイントのポイント利用・付与
(楽天やAmazon)
AmazonPay:×
楽天ペイ:〇
+1% ※1
クレジットカードの分割・ボーナス払い

+1% ※1
分割・ボーナス払いは別途決済サービスとの契約が必要です。
ギフト対応
(熨斗・ラッピング)
複数配送先指定

有償アプリ約4,263円/月~の導入必要
後払い・掛け払い・コンビニ払い
+1% ※1

※〇△×の基準は、標準搭載が〇、有償対応が必須な場合が△、対応不可が×です。
※Shopifyの費用は、利用するアプリやプランにより大きく異なります。
※Shopifyのアプリ価格は、2025年7月時点の情報に基づいています。
※Shopify公式サイトの機能一覧およびアプリストアの情報をもとに作成しています。
※2025年7月時点の為替相場(1ドル=147円)で換算しています。

※1 Shopifyペイメントを使用しない場合は、外部サービスの取引手数料が発生します。

日本の商習慣に合った機能は「標準搭載」と思われがちですが、shopifyでは実際に多くの機能がアプリの追加導入や別途費用を必要とします。
また、「必要だから」と安易に導入すると、予想外のコスト増や運用負担が発生するため、十分な確認が必要です。
では日本の商習慣に必須な機能を導入した場合、ランニングコストを比較してみましょう。

ランニングコスト

日本の商習慣に必須な機能導入時
ランニングコスト

makeshopでは多くの機能が初期搭載されているため、月額料金の中でほとんどの運用が可能です。
費用が読みやすく、将来的なコスト管理も安心です。
Shopifyでは必要な機能をアプリで補うケースが多く、月額料金以外の費用がかさむことも。
「見た目の月額」より、「長期的なランニングコスト」で比較することが重要です。

※本グラフは、日本の商習慣に必須な機能を導入した一般的なECサイト運営を想定したシミュレーションです。
月商:100万円/平均単価:1万円/月間注文数:100件
【makeshopの決済利用割合】
クレジットカード:60%、Amazon Pay:20%、PayPay:10%、手動決済:10%
【Shopifyの決済利用割合】
クレジットカード:60%、その他決済:30%、手動決済:10%

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海外販売を軸とする場合

海外販売は魅力的なビジネスチャンス。
しかしながら、「はじめやすさ」と「続けやすさ」は別物です。

makeshop

無料で海外販売を開始することができます。ハードルとなる言語・決済・物流の事前準備が不要で受注から発送まで国内と同じオペレーションで運用できます。

Shopify

多通貨機能により海外販売を始めやすいです。
実際の運用では配送・決済の複雑さや多言語カスタマーサポートへの対応が難しく、「WorldShopping BIZ」等の代理購入サービスを導入するケースが多く発生しています。そのため、事前に人的・資金的余力を十分に確認する必要があります。

海外販売では、運営を始めるにあたり事前にローカライズ対応、社内体制構築、予算確保の準備が重要です。
海外展開をお考えの際は目的やリソースを考慮した上で、ご判断ください。

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拡張性の比較

ECサイトの成長に合わせて機能を追加したいときはどう拡張できるかも重要です。
導入のしやすさだけでなく、導入後の運用・保守や将来の拡張性まで見据えて選びましょう。

makeshop

makeshopの機能として提供しているため総合サポートが可能です。
そのため動作保証もmakeshopで一括管理できるため困ったときは専用サポート窓口ひとつで調査依頼から解決までワンストップで可能です。
また、追加課金が発生しにくく月額費用の見通しを立てやすい面もあり、安定稼働が可能です。

Shopify

サードパーティーが作成した大量の機能があるため選択肢が多くあります。
制約はあるものの無料プランを用意している機能が多いため、試すハードルが低いです。
サードパーティ製アプリ間で UI やスクリプトの衝突で不具合が起こることがあり、復旧は各ベンダー対応で原因切り分けと復旧に時間がかかる場合があります。

本当に重要なのは、目先の機能よりも導入後の保守運用による安定性と事業の成長を止めない拡張性です。多くの事業者様が実感するように、安定したサポート体制まで含めて長期的な視点で選ぶことが、成功の鍵となります。

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それぞれの特徴とまとめ

makeshop

日本の商習慣に合っている。ランニングコストの安定感

メリット ・日本の商習慣に合った機能が標準機能で利用可能です。
・クレジットカード決済をはじめとする各種決済手数料が業界最安水準なのでランニングコストを抑えながら安心して運用できます。
・自社でオプションやパッケージを多数ご用意しているので安定稼働可能です。

デメリット ・完全海外販売仕様のECサイトの構築が難しいです。
・Shopifyと比べた場合、デザインテンプレートの種類が少ないです。
・カスタマイズの自由度は限られる場合があるため、都度問い合わせをする必要があります。
※上位プラン(エンタープライズプラン、クラウドECプラン)の用意があり、相談内容によりご案内が異なるためです。

Shopify

世界シェアNo.1・アプリ数が豊富

メリット ・アプリ数が豊富で拡張機能に優れています。
・テーマ/デザインの選択肢が多く世界中のクリエイターが公開する多様なテンプレートを購入・利用できます。
・柔軟で高度なカスタマイズがしやすいです。
※高度で専門的な知識が必須となります。

デメリット ・日本商習慣への対応には工夫が必要で、ローカライズ対応しきれない部分が多くみられます。
・各アプリごとに開発元が異なるため、アプリ同士が干渉し予期せぬ不具合が起こることがあります。
・必要なアプリを追加していく構造のため、ランニングコストが当初の想定より高くなる可能性があります。さらに、種類が多いためアプリの選定にも時間がかかります。

今回の比較で日本の商習慣にどこまで対応できるかが、日本のECで成功する重要なポイントであることがわかりました。

金額や機能だけを比べるのではなく、自社の「目的」は何かをもとに総合的に判断することが大切ではないでしょうか。

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